5分でわかる!文・文節・単語
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「文・文節・単語」。中学の国語でも学ぶ内容だけど、古文を学習する上で重要なことだから、あらためて確認しておこう。現代文と古文でそこまで大きな違いはないから、まずは現代文で確認するね。
文・文節・単語の意味を現代文で確認しよう
それでは、文・文節・単語が何を意味しているかを確認していこう。まずは文から。
文とはまとまった内容を表す、句点「。」がくるまでのひとつづきの言葉だよ。例文で確認しよう。
「昔、男が田舎に住んでいた。」
このように終わりに句点「。」がくるまでのひとまとまりを文と言うんだ。難しく考えずに、句点の後からつぎの句点までが文とおさえておいてね。
つづいて文節。文節は「文を小さく区切ったもの」だよ。文節を分けるには、意味が不自然にならないところで「ネ」を入れるといいよ。例文に「ネ」を入れて区切ってみよう。
「昔ネ/男がネ/田舎にネ/住んでネ/いた」
となるので、5つの文節に分けることができるね。
最後に単語。
単語は「これ以上区切れない最小の単位」のことだよ。さっき文節に分けたものを、さらに区切るとどうなるかな。
「昔/男/が/田舎/に/住ん/で/い/た」
と区切れるので、単語は9つになるね。
ちなみに、単語を文法上の性質から分類したのものを品詞というんだ。品詞についてはポイントの3つ目で詳しくやるよ。
古文での文・文節・単語
さっきは現代語で文・文節・単語を確認したけど、今度は古文の場合を見ていこう。
「昔、男が田舎に住んでいた。」 この文を古文にすると
「昔、男片田舎にすみけり。」
になるよ。この文を「ネ」で区切ってみよう。
「昔ネ/男ネ/片田舎にネ/すみけり」
こうなる。現代文のときとそれほど変わらないね。
さらに単語に区切ってみよう。
「昔/男/片田舎/に/すみ/けり」
になるね。これも現代文の場合とあまり変わらないよ。
文・文節・単語とはそれぞれ何を指すのか、しっかりとおさえておこう。
高校古文1章「古典文法入門」。今回は「文・文節・単語/品詞」について学習するよ。