5分でわかる!品詞の種類
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この動画の要点まとめ
ポイント
そして、自立語と付属語をさらに分けたものを品詞というんだ。品詞とは単語を文法上の性質から分類したものを指すよ。全部で10個あるんだけど、まずは簡単に紹介するね。
品詞は10種類
ここからは次の図を使って解説していくね。
図の上側をみてください。まず単語が自立語と付属語に分かれているね。自立語と付属語はどちらも活用があるものとないものに分けることができるよ。
ちなみに活用とは、言葉の形が変化することだよ。例えば「思う」という言葉だったら「思えば」とか「思わない」という風に変化するよね。このような変化のことを「活用」って言うんだよ。あとで詳しくやるからね。
つぎに図の右下をみてください。
自立語で活用のあるものは動詞、形容詞、形容動詞
自立語で活用のないものは名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞
この動詞や形容詞といった一つひとつを品詞というよ。
最後に左下をみてみよう。付属語も活用によって分けることができるよ。
付属語で活用のあるものは助動詞
付属で活用のないものは助詞
この助動詞や助詞も品詞の種類だよ。
以上のように品詞は全部で10種類。だから「品詞を答えよ」と問題が出たら、この10個の中から答えよう。10個のなかでも動詞、形容詞、形容動詞、助動詞、助詞の5個は特に重要だよ。それぞれこのあと詳しくやるからね。
ちなみに動詞、形容詞、形容動詞を3つ合わせて用言といい、名詞のことを体言というよ。合わせて覚えておこう。
例文で品詞を確認しよう
最後に品詞について例文で確認していこう。
「昔/男/片田舎/に/すみ/けり。」
「昔」は単独で意味が分かるから自立語。また活用がない(=変化しない)。物事の名称を表すから名詞だね。同じように「男」「片田舎」も名詞になるよ。
「に」だけでは意味が分からないから付属語。さらに活用がないから助詞になるね。
「すみ」は自立語で、「すむ」のように変化するから、活用がある。動作を表すから動詞になるよ。
「けり」は付属語で、「ける」のように変化するから、活用がある。だから助動詞だね。
テストで「品詞を答えなさい」という問題が出たら、
「昔」「男」「片田舎」は名詞
「に」は助詞
「すみ」は動詞
「けり」は助動詞
と答えてください。
10個の品詞、いきなり全てを覚えようとしないでも大丈夫!このあと練習問題を解くときも、まずは表を見ながらでいいからね。そのうち自然に身についているよ。
ポイントの3つ目は「品詞の種類」。ポイントの2つ目では単語を自立語と付属語に分けることができると学習したね。自立語はそれだけで意味が通じるもの、付属語はそれだけで意味が通じないものだよ。