高校古文
5分で解ける!文・文節・単語に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
文節に区切る2種類の方法
(1)竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。
文を文節に分ける方法には2種類ありましたね。まずは「ネ」を入れる方法でやってみよう。
「竹をネ/取りつつネ、/よろづのネ/ことにネ/使ひけり。」
これで正解だよ。
もうひとつは自立語の直前で切る方法だったね。
「竹」は自立語になるけど、文頭だから区切れない。次の「取り」は自立語だから直前で区切れる。
「竹を/取りつつ、よろづのことに使ひけり。」
「よろづ」は「様々な」という意味があるから自立語。だから直前で区切る。
「竹を/取りつつ、/よろづのことに使ひけり。」
「こと」と「使ひ」も自立語になるね。そうすると
「竹を/取りつつ、/よろづの/ことに/使ひけり。」
になって、これが正解。意味は「竹を取りながら色々なことに使った。」になるよ。もう一問やってみよう。
(2)丹波に出雲という所あり。
まずは「ネ」を入れる方法でやってみよう。
「丹波にネ/出雲とネ/いうネ/所ネ/あり。」
となる。これで正解。
だけど、この方法でやると「所あり」でひとまとまりにした人もいるんじゃないかな。
こういう風にどこに「ネ」を入れるのかが分かりづらい場合が古文では多いから、自立語の直前で区切る方法がおすすめだよ。
自立語になるのは「丹波」「出雲」「いう」「所」「あり」
それぞれの直前で区切ればいいから
「丹波に/出雲と/いう/所/あり。」
となるね。「丹波に出雲という場所がある。」という意味だよ。
(2)のような文章では「ネ」で区切る方法では間違えやすいから、文節に分けるときは自立語の直前で切る方法を使おう。
練習1。次の文を文節に区切ろう。