5分でわかる!6種類の活用形
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「6種類の活用形」。まずは現代語で活用を確認しよう。たとえば「思う」の活用は
「思わない・思いました・思う。・思うとき・思えば・思え。」
活用とは「その語の一部、または全部が一定の法則によって変化すること」だよ。
古文の場合もみていこう。現代語の「思う」は古文では「思ふ」となるよ。その活用は
「思はず・思ひけり・思ふ。・思ふとき・思へば・思へ。」
現代文のときと少し変わってるけど、種類は同じ6種類だよ。
ちなみに、前回の授業で学習した10個の品詞のうち、活用するのはどれか覚えてるかな?
動詞、形容詞、形容動詞、助動詞だったね。今日は動詞の活用についてみていこう。
活用形は6種類
「思ふ」の活用は6種類あったね。その一つひとつを活用形といい、それぞれに「~形」という名前がついてるよ。
活用形とは「下につく語によって、その上の活用語が変化したその語形」をいうんだ。
「住ぬ」を例に活用形をみていこう。ちなみに「住ぬ」の意味は「どこかに行ってしまう、行く」だよ。
「住ぬ」の下に「ず」が来ると、「住ぬず」にはならず、「住なず」となるんだ。
「ず」の上にある「往な」を未然形と言うよ。
下に「けり」が来ると「住にけり」。
「住に」は連用形。
「。(句点)」のときは、句点のうえで文が終わっているから、
「住ぬ」で終止形。
「とき」が来ると「住ぬるとき」。
「往ぬる」は連体形。
「ば」のときは「住ぬれば」。
「往ぬれ」は已然(いぜん)形。
句点は命令のときも使うんだ。どっかに行ってしまえという意味の場合は、
「住ね」で命令形。
6種類の活用形をまとめると
「未然形、連用形、終止形、連体形、已然形、命令形」
活用形を答える問題が出たら、この6種類から選んで答えよう。
ちなみに、活用形についてまとめた表を活用表と言うんだ。「往ぬ」の活用表をみてみよう。
まずは6種類の活用形の名前をしっかりおさえておいてね。
高校古文1章「古典文法入門」。今回は「活用形と接続1」について学習するよ。