ポイントの２つ目は「活用形と接続」。ポイント１で確認したように、活用語はその下にくっつく語によって形が変化したね。たとえば「住ぬ」の下に「ず」がくると「住なず」で、下に「とき」がくると「住ぬるとき」となるよ。

語によって、どの活用形の後にくっつくか決まっているんだ。たとえば「ず」であれば「住なず」のように未然形にくっつく決まりがあるよ。これを接続というんだ。

動詞と接続する語は「ず」と「とき」以外にもたくさんあるよ。つぎの表を参考にして、いろいろな接続についてみてみよう。

「思ふ」を例にとって表に出ている助動詞との接続をみていくよ。
「む」と接続する場合、表から上にくる語は未然形になると分かるね。だから「思ふ」を未然形にして「思はむ」となるよ。

「たり」のときは連用形になるから「思ひたり」。
「べし」は終止形で「思ふべし」。
「（断定の助動詞）なり」は連体形で「思ふなり」。
「り」のときは已然形だから「思へり」。

助詞の場合も同じように、「ば」であれば上に来る語は未然形、「て」であれば連用形のようになるよ。
ただし、「ば」の場合には已然形になることもあるから注意しよう。

接続とはなにか、また表の助動詞、助詞の上に来る語は何形になるのか、しっかりおさえておいてね。