高校古文１章「古典文法入門」。今回も活用形と接続について学習するよ。

ポイントの１つ目は「助動詞の接続」。語によって、どの活用形の後にくっつくか決まりがあったね。これを接続といったよ。今日は助動詞の接続についてみていこう。助動詞の接続を覚えておくことは超重要なんだ！しっかり勉強しよう。

たとえば助動詞「ず」の場合、上の語の活用形は未然形だったね。
だから「往ぬ」と「ず」をくっつける場合、「往ぬ」は未然形の「往な」に活用し、「往なず」となるよ。
助動詞は「ず」以外にもたくさんあるんだ。つぎの表をみてみよう。

助動詞の上に来る語の活用形が何になるか、まとめた表だよ。たくさんあるけど頑張って覚えよう！

未然形の下につく助動詞は全部で12個。
「る、らる、す、さす、しむ、ず、む、むず、じ、まし、まほし、り（サ変動詞に接続）」
サ変動詞については次回に説明するよ。

連用形の下につく助動詞は７個。
「き、けり、つ、ぬ、（完了の）たり、けむ、たし」
「**（完了の）たり」となってるけど、実は連体形のところにも「（断定の）**たり」で使われるから区別するためなんだ。

終止形の下につく助動詞は６個。
「らむ、らし、めり、べし、まじ、（伝聞・推定の）なり　※ラ変型には連体形につく」
ラ変型については次回詳しくやっていくからね。

連体形の下につく助動詞は３個。
「（断定の）なり、（断定の）たり、ごとし」
ただし「ごとし」は連体形ではあまり使われないよ。

已然形の下につく助動詞は１個だけ。
「り（四段動詞に接続）」
四段動詞については次回詳しくやっていくよ。

助動詞の接続は覚えるのが大変なところだけど、何度も何度も声に出して覚えてね。