高校古文
5分で解ける!「つ・ぬ」の意味に関する問題
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解説
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練習の解説授業
「つ・ぬ」の意味は完了・強意・並列
「つ・ぬ」には完了・強意・並列の3つの意味があったね。どの意味になるかは文脈で判断しよう。また、形から判断することも大切。「つ・ぬ」+過去の助動詞は完了で、具体的には「てき・てけり」や「にき・にけり」の形だった。「つ・ぬ」+推量の助動詞は強意で、16種類の形があったね。このポイントをおさえて問題を解こう。
(1)この子を見れば、苦しきこともやみぬ。
「ぬ」を完了で訳すと「苦しいこともなくなった」で、文脈に合うね。正解は完了。
(2)送りに来つる人々、これよりみな帰りぬ。
「つ」を完了で訳すと「見送りにやってきた人々」で、文脈に合うね。正解は完了。
(3)雷落ちかかりぬべし。
「ぬべし」は覚えておく形。「つ・ぬ」+推量の助動詞で強意だよ。正解は強意。
(4)かしらおろしてけり。
「てけり」は覚えてく形。「つ・ぬ」+過去の助動詞は完了だよ。正解は完了。
(5)このこと、(私は)試みてむ。
「てむ」は覚えておく形。「つ・ぬ」+推量の助動詞で強意だよ。正解は強意。
(6)(扇が)白波の上にただよひ、浮きぬ沈みぬ揺られければ、~。
「浮きぬ」と「沈みぬ」に着目しよう。「浮いたり、沈んだり」と訳せるので、正解は並列。
練習問題2。「つ・ぬ」の意味を答えよう。