高校古文
5分でわかる!「らむ」の意味
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この動画の要点まとめ
ポイント
「らむ」の意味は現在推量・現在の原因推量・現在の婉曲・現在の伝聞
これでわかる!
ポイントの解説授業
現在推量「今ごろは~ているだろう」
現在推量の訳は「今ごろは~ているだろう」。ポイントは目に見えていないことについて推量することだよ。例文の「越ゆらむ」は妻が出かけていった夫のことを想像して「今ごろは(竜田山を)越えているのだろうか」となるんだ。つぎは現在の原因推量をみていくよ。
現在の原因推量「~(ている)のだろう」
現在の原因推量の訳は「~(ている)のだろう」。ポイントは目に見えていることについて推量することだよ。例文の「照りまさるらむ」は輝く月を見て、月に生えているといわれる桂の木も紅葉(黄葉)するので「(月も)ますます照り輝くのだろうか」となるんだ。つぎは現在の婉曲をみていくよ。
現在の婉曲「~ような」
現在の婉曲の訳は「~ような」。婉曲は断定的な表現を避けて遠回しに言うことだったね。助動詞**「らむ」+体言のときは婉曲もしくはこの後にやる伝聞になることが多いよ。例文の「思すらむ**こと」は「らむ」+体言で婉曲の訳にして「お思いになるようなこと」だね。最後に・現在の伝聞をみていくよ。
現在の伝聞
現在の伝聞の訳は「~とかいう」。例文の「まねぶらむ」は少しむずかしくて、「らむ」のあとに「こと」が省略されているんだ。だから「らむ」+体言で伝聞の訳にして「まねするとかいうこと」だね。
「らむ」の現在推量・現在の原因推量・現在の婉曲・現在の伝聞の4つの意味をおさえよう。
ポイントの2つ目は「らむ」の意味。「らむ」には現在推量・現在の原因推量・現在の婉曲・現在の伝聞の4つの意味があるよ。まずは現在推量からみていこう。