高校古文
5分でわかる!「けむ」の意味
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この動画の要点まとめ
ポイント
「けむ」の意味は過去推量・過去の原因推量・過去の婉曲・過去の伝聞
これでわかる!
ポイントの解説授業
過去推量「~ただろう・~たのだろう」
過去推量の訳は「~ただろう・~たのだろう」。過去のことについて推量するよ。例文の「思ひけむ」は「思ったのだろうか」だね。つぎは過去の原因推量をみていくよ。
過去の原因推量「~たのだろう」
過去の原因推量の訳は「~たのだろう」。過去のことについてその原因を推量するよ。例文の「伝えけめ」は「伝えたのだろう」で「思ひけむ」は「思ったのだろう」だね。つぎは過去の婉曲をみていくよ。
過去の婉曲「~たような」
過去の婉曲の訳は「~たような」。婉曲は断定的な表現を避けて遠回しに言うことだったね。助動詞**「けむ」+体言のときは婉曲もしくはこの後にやる伝聞になることが多いよ。例文の「生まれけむ**年」は「けむ」+体言で婉曲の訳にして「生まれたような年」だね。最後に・過去の伝聞をみていくよ。
過去の伝聞
過去の伝聞の訳は「~とかいう」。例文の「見つけたりけむ竹取の翁」は「けむ」+体言で伝聞の訳にして「見つけたとかいう竹取の翁」だね。
「けむ」の過去推量・過去の原因推量・過去の婉曲・過去の伝聞の4つの意味をおさえよう。
ポイントの2つ目は「けむ」の意味。「けむ」には過去推量・過去の原因推量・過去の婉曲・過去の伝聞の4つの意味があるよ。前回学習した「らむ」は現在推量だったね。「らむ」の過去バージョンが「けむ」だよ。まずは過去推量からみていこう。