高校古文
5分で解ける!「けむ」の意味に関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
「けむ」の意味は過去推量・過去の原因推量・過去の婉曲・過去の伝聞
「けむ」の意味は過去推量・過去の原因推量・過去の婉曲・過去の伝聞の4つの意味があったね。
見分ける第1のポイントは過去の事実かどうか。
過去の事実でなければ過去推量、過去の事実であれば過去の原因推量だよ。
第2のポイントは**「けむ」+体言**。
「けむ」+体言のときは婉曲・伝聞のことが多いよ。
これらのポイントをおさえて問題を解こう。
(1)あなうらやまし。などか習はざりけむ。
習わなかったことは事実なので、正解は過去の原因推量。
(2)浮舟の女房のかかる所にやありけむ。
過去の事実ではないので、正解は過去推量。
(3)唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世に伝へけめ、~。
記しとどめて世に伝えたのは事実なので、正解は過去の原因推量。
(4)(人から聞いた)かの池にありけむ鵄。
「鵄(とび)」は体言で「けむ」+体言。さらに人から聞いたことなので、正解は過去の伝聞。
む・らむ・けむの相違のまとめ
いままで推量の助動詞「む・らむ・けむ」を学習してきたね。ここで、それぞれの違いを確認しておこう。
「む」は推量、「らむ」は現在推量、「けむ」は過去推量だよ。例文で確認しよう。
「花咲かむ」は「花が咲くだろう」
「花咲くらむ」は「今ごろは花が咲いているだろう」
花咲きけむ」は「花が咲いただろう」
「む・らむ・けむ」の意味の違いをおさえておこう。
練習問題2。「けむ」の意味を答えよう。