高校古文
5分で解ける!「なり」の意味に関する問題
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解説
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練習の解説授業
「なり」の意味は伝聞・推定
「なり」の意味は伝聞・推定だったね。伝聞は人から聞いたこと、推定は音から判断したことだよ。
このポイントをおさえて問題を解こう。
(1)男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり。
人から聞いたことなので、正解は伝聞。
(2)人々あまた声して来なり。
声から判断しているので、正解は推定。
(3)ほのかに人の言ふを聞けば、男といふものは虚言をこそいとよくすなれ。
人から聞いたことなので、正解は伝聞。
(4)いとほしげなるをりをりあなるをや。
人から聞いたことなので、正解は伝聞。
(5)車をやりて持つに、来る音すれば、さななり。
音から判断しているので、正解は推定。
次の2パターンの「なり」は伝聞・推定
今回は**伝聞推定の「なり」を学習したけど、実は断定の「なり」**もあるんだ。そこで、2つを区別する方法について学習しよう。
1つ目は消滅する撥音便+なり。「あなり・ななり・美しかなり」のように、消滅する撥音便+「なり」のときは、**伝聞推定の「なり」**だよ。
2つ目は係り結びの結びの「なる・なれ」。「ぞ~なる」のように係り結びの結びの「なる・なれ」は、**伝聞推定の「なり」**だよ。
消滅する発音便+「なり」と係り結びの結びの「なる・なれ」は、伝聞推定の「なり」であることをおさえておこう。
練習問題2。「なり」の意味を答えよう。