5分でわかる!助詞の種類
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「助詞は6種類」。内容に入る前に助詞のはたらきを確認しよう。
例えば「彼 私 告白した」だけでは、どちらがどちらに告白したか分からないよね。そこで、助詞を使うことで意味を確定させることができるんだ。「彼が私に告白した」もしくは「彼に私が告白した」とすることで、どちらがどちらに告白したか分かるよね。これが助詞のはたらきだよ。
古文では助詞の働きによって6種類に分類されているんだ。係助詞・接続助詞・格助詞・副助詞・終助詞・間投助詞6種類だよ。まずは係助詞からみていこう。
係助詞
係助詞があると文の結びは決まった活用形になるよ。
係助詞の例として「は・も・ぞ・なむ・や・か・こそ」などがあるんだ。例文の「花や咲きける」は文の結びが連体形、「花こそ咲きけれ」は文の結びが已然形だね。
つぎは接続助詞をみていくよ。
接続助詞
接続助詞は接続という名前が示すように、文と文をつなげる働きをするよ。
接続助詞の例として「ば・とも・ど・ども・が・に・を・て・して・で・ものの・ものから・ものを」などがあるんだ。例文の「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の「ば」が接続助詞だね。
つぎは格助詞をみていくよ。
格助詞
格助詞は体言や活用語の連体形に接続するよ。
格助詞の例として「が・の・を・に・へ・と・から・より・にて・して」などがあるんだ。例文の「犬君が」の「が」が格助詞だね。
つぎは副助詞をみていくよ。
副助詞
副助詞は色々な言葉について、副詞のように意味を添えるよ。
副助詞の例として「だに・すら・さへ・のみ・ばかり・など・まで・し」などがあるんだ。例文の「昔のことばかり」の「ばかり」が副助詞だね。
つぎは終助詞をみていくよ。
終助詞
終助詞は文末に用いられ、禁止・願望・詠嘆などの意味を添えるよ。
終助詞の例として「な・ばや・なむ・てしがな・かし」などがあるよ。例文の「うつりにけりな」の「な」が終助詞だね。
最後に間投助詞をみていくよ。
間投助詞
間投助詞は文中や文末に用いられ、語調を整えたり、詠嘆や呼びかけなどの意味を添えるよ。
間投助詞の例として「や・を・よ」などがあるよ。例文の「古池や」の「や」が終助詞だね。
助詞の6種類、係助詞・接続助詞・格助詞・副助詞・終助詞・間投助詞がそれぞれどのような特徴があるかおさえよう。
高校古文4章「助詞」。今回は「助詞の種類」について学習するよ。