高校古文
5分でわかる!「が・に・を」の用法
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この動画の要点まとめ
ポイント
「が・に・を」の用法は逆説の確定条件・順接の確定条件・単純接続
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「が・に・を」の用法。「が・に・を」の用法は逆説の確定条件・順接の確定条件・単純接続の3つ。詳しくみていこう。
連体形+「が・に・を」の形のとき、訳は3つあるんだ。1つ目は逆説で「~けれども・~のに」、2つ目は原因・理由で「~ので」、3つ目は単純接続で「~と・~ところ・~だが」。ただし「が」には原因・理由にはならないよ。
それぞれの意味の例をみていこう。まずは逆説からだよ。
例文の「叫びけるが」は助動詞「けり」の連体形+「が」で、「が」の前後は逆説の関係になっているね。訳は「叫んだけれど」だよ。つぎは原因・理由の例をみていこう。
例文の「あまり憎きに」は形容詞「憎し」の連体形+「に」で、「法師が憎い」ことは「法師を斬る」ことの理由になっているね。訳は「あまりにも憎らしいので」。最後に単純接続の例をみていこう。
例文の「通ひけるを」は助動詞「けり」の連体形+「を」で、「を」の前後の関係は逆説でも原因・理由でもないね。だから単純接続で訳して「通っていたところ」だよ。
「が・に・を」の用法、確定条件・順接の確定条件・単純接続の3つをおさえよう。
高校古文4章「助詞」。今回は接続助詞「が・に・を」について学習するよ。