5分でわかる!「の・が」の用法
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「の・が」の用法。「の・が」の用法は主格・連体修飾格・同格・体言の代用・連用修飾格の5つだよ。
「体言や連体形など」+「の・が」の形のとき、訳は5つあるんだ。1つ目は主格で「~が」、2つ目は連体修飾格で「~の」、3つ目は同格で「~で」、4つ目は体言の代用で「~のもの」、5つ目は連用修飾格で「~のように」。ただし「が」には連用修飾格の用法はないよ。
それぞれの訳の例をみていこう。まずは主格からだよ。
例文の「月のいでたらむ」は「月」が「出る」の主語になっているね。なので、主格で訳して「月が出たような」だよ。
例文の2つ目の「犬君が逃がしつる」は「犬君」が「逃がす」の主語になっているね。なので、主格で訳して「犬君が逃がしてしまった」だよ。つぎは連体修飾格をみていこう。
例文の「二つの矢」は「二つ」が「矢」を修飾しているね。なので、連体修飾格で訳して「二つの矢」だよ。
例文の2つ目の「竹取が家」は「竹取」が「家」を修飾しているね。なので、連体修飾格で訳して「竹取の家」だよ。つぎは同格をみていこう。
例文の「大きやかなる家のあばれたる」は「あばれたる」の後に「家」を補うことができるね。なので、同格で訳して「大きい家で、荒れ果てている家」だよ。つぎは体言の代用をみていこう。
例文の「唐のはさらなり」は「の」の後に「もの」が省略されているね。なので、体言の代用で訳して「唐のものはいうまでもない」だよ。
例文の2つ目の「大伴黒主がなり」は「が」の後に「もの」が省略されているね。なので、体言の代用で訳して「大伴黒主のもの(歌)」だよ。最後に連用修飾格をみていこう。
例文の「例の」は「~のように」と訳せるので、連用修飾格で「いつものように」だよ。
格助詞「の・が」の5つの用法、主格・連体修飾格・同格・体言の代用・連用修飾格をおさえよう。
高校古文4章「助詞」。今回は格助詞「の・が」について学習するよ。