高校古文
5分でわかる!同格の「の」の見分け方
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この動画の要点まとめ
ポイント
同格の「の」の見分け方
これでわかる!
ポイントの解説授業
例文の「大きやかなる家のあばれたるがありけり」は「あばれたる」の後に「家」を補うことができるね。だから、同格で訳して「大きい家で、荒れ果てている家があった」だよ。
このとき「大きやかなる家」と「あばれたる(家)」は格助詞「の」によって対等なものとして扱われるんだ。古文では対等なものを「同じ資格」といい、ここから同格という名前がつけられたよ。もう1つ例をみてみよう。
例文の「清げなる僧の、黄なる地の袈裟着たるが来て、~。」は「袈裟着たる」の後に「僧」を補うことができるね。だから、同格で訳して「すっきりとして美しい僧で、黄色い地の袈裟を着た僧が来て、~。」だよ。
このとき「清げなる僧」と「黄なる地の袈裟着たる(僧)は格助詞「の」によって同じ資格になっているんだ。最後に「の」が同格になるパターンを確認しよう。
連体形の後に体言を補えることが、格助詞「の」が同格になる目印になるよ。
格助詞「の」が同格になるパターンをおさえておこう。
ポイントの2つ目は同格の「の」の見分け方。同格の「の」は少し難しいから、ここで詳しくみていくよ。まずは例文からみていこう。