高校古文
5分でわかる!「に」の用法
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
「に」の意味は動作の目的・原因・理由・強意・尊敬
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「に」の意味。「に」の意味は動作の目的・「原因・理由」・強意・尊敬の4つ。詳しくみていこう。
「体言や連体形など」+「に」の形のとき、訳は4つあるんだ。1つ目は動作の目的で「~に・~のために」、2つ目は原因・理由で「~のために・~によって」、3つ目は強意で「ひたすら~・すっかり~」、4つ目は尊敬で「~におかれて」。
それぞれの訳の例をみていこう。まずは動作の目的からだよ。
例文の「拝みに」は動作の目的を表すので、訳は「お参りに」だよ。つぎは原因・理由をみていこう。
例文の「月見るに」は慰められる理由を表しているので、訳は「月を見ることによって」だよ。つぎは強意をみていこう。
例文の「冷えに冷え」は動詞「冷ゆ」を重ねて強調しているので、訳は「すっかり冷え」だよ。最後に尊敬をみていこう。
例文の「上の御前には」は、主語の天皇に対し敬意を表しているので、訳は「天皇におかれては」だよ。
「に」の意味4つ動作の目的・「原因・理由」・強意・尊敬をおさえよう。
高校古文4章「助詞」。今回は格助詞「に」について学習するよ。