高校古文
5分でわかる!「より」の意味
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この動画の要点まとめ
ポイント
「より」の意味は起点・通過地点・手段・方法・即時・限定
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「より」の意味。「より」の意味は起点・通過地点・「手段・方法」・即時・限定の5つ。詳しくみていこう。
「体言や連体形など」+「より」の形で、訳は5つあるんだ。1つ目は起点で「~から」、2つ目は通過地点で「~を・~を通って」、3つ目は手段・方法で「~で・~によって」、4つ目は即時で「~するやいなや・~するとすぐに」、5つ目は限定で「~以外」。
それぞれの訳の例をみていこう。まずは起点からだよ。
例文の「大津より」は船を出すスタート地点を表しているので、訳は「大津から」。つぎは通過地点をみていこう。
例文の「門より」は門からスタートしたことではなく、門を通過したことを表すので、訳は「門を通って」。つぎは手段・方法をみていこう。
例文の「徒歩より」は参詣した手段を表すので、訳は「徒歩で」。つぎは即時をみていこう。
例文の「門引き入るるより」は門を通過するとすぐに様子がすばらしいと分かったので、訳は「門に引き入れるやいなや」。最後に限定をみていこう。
例文の「風よりほかに」は風だけに限定しているので、訳は「風以外に」。ちなみに「より」が限定になるのは「よりほか」+打消しの語のときだよ。
「より」の意味5つ、起点・通過地点・「手段・方法」・即時・限定をおさえよう。
高校古文4章「助詞」。今回は格助詞「より」について学習するよ。