高校古文
5分で解ける!敬意の方向に関する問題
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解説
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練習の解説授業
敬意の方向
敬意の方向は「誰から」「誰に」の両方から考えるんだったね。「誰から」は地の文であれば作者、会話文であれば話し手だよ。
「誰に」は尊敬語であれば動作の主体、謙譲語であれば動作の客体、丁寧語であれば聞き手・読み手だよ。
これらのポイントをおさえて問題を解こう。
(1)大納言、袴を給ふ。(地の文)
「誰から」は地の文であるので作者から。「誰に」は「給ふ」が尊敬語なので大納言に。正解は作者から大納言。
(2)翁、皇子に合ひ奉る。(地の文)
「誰から」は地の文であるので作者から。「誰に」は「奉る」が謙譲語なので皇子に。正解は作者から皇子。
(3)僧都、「仏像など、いまだ侍り」と尼に言ひ侍り。
「誰から」は会話文であるので話し手である僧都から。「誰に」は「侍り」が丁寧語なので聞き手である尼に。正解は僧都から尼。
練習問題1。誰から誰に敬意を表しているか答えよう。