高校漢文
5分でわかる!「る」「らル」と読む漢字を使う受身
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この動画の要点まとめ
ポイント
「る」「らル」と読む漢字を使う受身のパターン
これでわかる!
ポイントの解説授業
今回は 「受身」 がテーマです。 「~される」 という意味を表す表現を見ていきます。受身を表す漢字を全部で 4種類 説明しますよ!
受身の意味を持つ4つの漢字
まずは、1つ前の章で勉強した 「使役」 を思い出してみましょう。使役は、「(人に)~させる」という表現でしたね。
何かを「させる」人がいるということは「される」人もいます。この「される側」が 受身 です。そんな「受身」を意味する漢字を全部で 4種類 紹介します。意味と読み方を確認してください。
「る」「らル」 と読む漢字には 「見」「被」「為」「所」の4種類 があります。
意味は「受身」。つまり 「~される」 という意味になります。
「受身」を表す漢字の読み方と意味を、キーフレーズで確認してみましょう。
書き下しと訳を確認していきましょう。
「忠ニシテ」ときて、「而」は置き字なので読まないことに注意しましょう。そして 受身を表す「被」 がありますね。これの読み方はなんでしたか?そう、 「らル」 と読むんでしたね。
さらに「謗(そし)ラ」の上には返り点がありますので、「そしラる」と読みます。よって、書き下しは「忠にして謗らる。」となります。
続いて訳を確認しましょう。
「謗(そし)る」とは 「悪口を言う」 という意味です。そして受身を表す漢字 「被」 がありますね。どんな意味でしたか?
そう、受身の漢字は 「~される」 という意味があります。
全体の訳としては「忠実にしていながら悪口を言われる。」となります。
ところで、これらの受身を表す表現にはちょっとした注意点があります。次のコーナーで詳しく説明しますね。
高校漢文4章「受身」。今回は「『る』『らル』と読む漢字を使う受身のパターン」について学習します。