5分でわかる!これだけは押さえよう!
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この動画の要点まとめ
ポイント
二重否定の基本を思い出そう!
まずは、前回の二重否定で学んだポイントを思い出しましょう。
否定が2つ来たら 2回連続で返ること が1つ目のポイントでしたね。
さらに2つの否定の 読みと意味を組み合わせる ことも大切でした。
上の例文の場合 「長ぜざるは無し。」 と読み 「成長しないものはない。」 という意味になります。
3つ目のポイントは 2つの否定を重ねることで強い肯定の意味になる こと。「成長しないものはない」ですから、裏を返せば 「必ず成長する」 という意味になります。
二重否定の3つのポイント、しっかり思い出せたでしょうか?それでは、今回学習する二重否定のパターン「無A不B」のポイントを見ていきましょう!
「無A不B」Aは名詞、送り仮名は「トシテ」!
「無A不B」の形において、Aには 名詞 が入ります。さらにこのAには 「トシテ」 という送り仮名をつけます。それ以外の部分は、前回学習した二重否定の読み方に従えばOKです!
例文の場合「物」がAにあたりますね。したがって 「物として長ぜざるは無し」 と読むわけです。
「AとしてBするものはない」と訳したら不正解!?
「無A不B」で「AとしてBせざるは無し」と読むことを確認しましたね。それでは、意味はどのようになるのでしょうか?
読み方につられて「AとしてBしないものはない」と訳すのは不正解です!必ず 「どんなAでもBしないものはない」 という訳のパターンを覚えておきましょう。例文の場合は 「どんな物も成長しない物はない。」 となります。
二重否定なのでやはり強い肯定!
二重否定が強い肯定の意味を持つことは、先ほどもおさらいしました。「AとしてBせざるは無し」も二重否定ですのでこの法則は同じです。「どんなAでもBしないものはない」つまり 「どんなAも必ずBする」 という強い肯定になります。
ここまで「無A不B」を使う二重否定のポイントを確認しました。Aの部分に「トシテ」と送り仮名を送ること、また「AとしてBしないものはない」と直接訳してはいけないということなど、気を付けるポイントがいくつかありましたね。しかし、二重否定なので強い肯定になる点など、前回の二重否定と共通するところもあります。
前回と違うところ・同じところ、両方意識しながら、次の練習問題に取り組んでみましょう!
「これだけはおさえよう!」のコーナーです。「『無A不B』を使う二重否定のパターン」について、おさえておくべきポイントを3つ紹介します。
まずは、前回学習した二重否定の基本をおさらいしましょう!