高校漢文６章「疑問・反語・詠嘆」。今回は「『何＋α』で疑問・反語になる言葉」について学習します。
前回まで、さまざまな疑問・反語の形を学んできましたが、その中に「何」という副詞がありましたね。

今回は、この「何」を使った別の疑問・反語表現を学んでいきます。
「何」のところで学習したことを思い出しながら、勉強を進めていきましょう！

「何」にもうひとつ別の漢字を付け加えた形の疑問・反語を４種類紹介します。

「何為」 は 「なんすれぞ」 と読み 「どうして」 の意味になります。
また、「何」に「以」がつくと 「何以（なにをもって）」 となり 「どうやって」 の意味となります。
「何也（なんぞや）」 で 「～はなぜか」 、「何故（なんのゆえに）」 で 「どういうわけで」 となります。

「何」に一文字加えるだけで、いろいろな違う意味がでるのですね。
キーフレーズで、もう少し詳しく見ていきましょう！

「夫子曰く、 何為ぞ去らざるや と。」とありますね。
「何為ぞ（なんすれぞ）」 は 「どうして」 を意味すると確認しました。
よってここは、「 どうしてここから立ち去らないのか 。」という意味になりますね。

今回は、これらの「何＋α」の形をした疑問・反語の言葉を４つ学んでいきます。
次のコーナーで、おさえておきたいポイントを一緒に確認していきましょう！