5分で解ける!選択疑問形に関する問題
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
解説
注目してほしいのは、上から五文字目と六文字目の 「孰-若」 。送り仮名「レゾ」と付いていますが、これは 「いづレゾ」 と読む 選択形 を表す熟語でしたね。
確認すると「AはBにいづれぞ」の「A」に対応するのが 「關中之食」 。「B」に対応するのが最後の一文字 「此」 。間違いなく選択形ですね。
書き下し文を作るとき、「之」は助詞にあたるので ひらがな で書きましょう。残りはそのまま、漢字と送り仮名を書けばOKです。
選択形の訳の基本は 「AはBに比べてどうか」 でしたね。最初の二文字「關中(かんちゅう)」は地名。「食」は「食事」と訳しましょう。
続いて練習②。書き下し文と訳を完成させましょう。
注目ポイントは、上から五文字目と六文字目の 「孰-与」 。「孰」だけだと「たれカ/いづレカ」と読む疑問の副詞ですが、「孰-与」は 「いづレゾ」 と読む 選択形 を表す熟語でしたね。ちなみに「与」の字は「若」と置き換えることができます。
選択形の基本は「AはBにいづれぞ」の形。「A」に対応するのが 「楚王之猟」 。「B」に対応するのが最後の二文字 「寡人」 です。
書き下し文を作るとき、「之」は助詞にあたるので ひらがな で書きましょう。残りはそのまま、漢字と送り仮名を書けばOKです。
選択形の訳の基本は 「AはBに比べてどうか」 でしたね。最初の一文字「楚」は国名。「猟」は「狩りの腕前」と訳しましょう。「寡人」は王様などが自分を指す言葉です。ここでは「私」と訳しましょう。
今回のまとめ
今回の授業では 選択形 を扱いました。ポイントとなるのは 「孰-若」 と 「孰-与」 の2つの熟語です。
「孰」だけだと 「たれカ/いづレカ」 と読む疑問の副詞ですが、「孰-若(与)」は 「いづレゾ」 と読む 選択形 を表す熟語です。しっかりおさえておきましょう!
練習①。書き下し文と訳を完成させましょう。