高校漢文
5分でわかる!漢詩の訳し方
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この動画の要点まとめ
ポイント
漢詩の訳し方
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回までの授業で、漢詩の「形式」と「押韻」について学んできました。今回のテーマは「意味」です。漢詩の意味をつかむことができれば、定期テストや入試でしっかり得点できます!
さっそくですが、こちらの漢詩を見てください。
これまでの授業でも何度か登場している『秋風引』です。読んでいきましょう。書き下し文は次のようになります。
何れの処よりか秋風至る
蕭蕭(せうせう)として雁群を送る
朝来庭樹に入り
孤客最も先に聞く
う~ん、良い漢詩ですね!それでは訳を見ていきましょう。
どこからだろうか、秋風が吹いてきた。
風がもの寂しげに吹き、雁の群れを送っている。
今朝、風が庭の木々の間に吹き込んだのを、
一人寂しい旅人(=私)が最初に聞いた。
なるほど、こんな意味なんですね。やっぱり良い漢詩!
・・・と、ただ詩を鑑賞するだけなら、これで話は終わりなのですが、皆さんは定期テストや入試で 漢文を読んで、意味をつかむ 必要があります。どうすれば『秋風引』の漢詩を読んで、上のような訳、意味をつかめるのでしょうか?そのポイントを、次のコーナーで解説していきますよ!
高校漢文10章「漢詩」。今回は「漢詩の訳し方」について学習します。