高校生物
5分で解ける!光合成細菌とシアノバクテリアに関する問題
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練習の解説授業
葉緑体のない生物の光合成についておさえよう
光合成細菌が光合成ができる理由は、光を吸収し、利用することができるからです。
光を吸収することができる色素を、光合成色素といいます。
光合成細菌のもつ光合成色素は、緑色や赤色をしています。
このような色がついているので、緑色硫黄細菌や紅色硫黄細菌という名前が付いているのですね。
光合成細菌が行う光合成はどのような反応だったでしょうか?
光合成細菌は、硫化水素と二酸化炭素を材料として、水とグルコースの他に硫黄を生成します。
光合成細菌に分類される、「緑色硫黄細菌」や「紅色硫黄細菌」といった名前も、ヒントになりますね。
一方、シアノバクテリアが行う光合成はどのような反応だったでしょうか?
シアノバクテリアは、水と二酸化炭素を材料として、水とグルコースの他に酸素を生成します。
葉緑体の光合成と同じメカニズムをしていますね。
そもそも葉緑体は、細胞内において元々は別の生物だったと考えられています。
これを共生説または細胞内共生説といいます。
葉緑体の光合成では、水と二酸化炭素を材料として、水とグルコースと酸素を生成しました。
この光合成のメカニズムは、シアノバクテリアと一致しています。
そのため、シアノバクテリアが細胞内共生をすることで葉緑体になったと考えられています。
光合成細菌は、葉緑体をもたずに光合成ができる生物です。
光合成細菌の例としては、緑色硫黄細菌や紅色硫黄細菌があげられます。