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5分でわかる!ペプチド

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この動画の要点まとめ

ポイント

ペプチド

高校 生物 遺伝9 ポイント2 すべてうめる

これでわかる!
ポイントの解説授業
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翻訳とは、mRNAの塩基配列が、アミノ酸配列に変換されてタンパク質が合成されることでした。
今回は、tRNAによって運ばれてきたアミノ酸が連結されて、ペプチドが合成される様子を見ていきます。

カルボキシル基とアミノ基でペプチド結合を形成

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アミノ酸は、アミノ基(-NH2)カルボキシル基(-COOH) を共通構造としてもっていましたね。
tRNAによって2つのアミノ酸がリボソームへ運ばれてきた様子をイメージしてください。
2つのアミノ酸は、どのように連結していくのでしょうか?
次の図を見てください。

高校 生物 遺伝9 ポイント2 図・すべて空ける
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黒枠で囲まれた部分に注目してください。
それぞれのtRNAに結合しているアミノ酸の構造が変わり、アミノ酸同士で新しい結合を形成しています。

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まず、左に描かれたアミノ酸のカルボキシル基のOHと、右に描かれたアミノ基のHによってH2O(水)が生成して取り除かれます。
この反応を、脱水縮合反応といいます。

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すると、カルボキシル基に残されたCとOと、アミノ基に残されたNとHが結合し、新しい結合が作られるのです。
この結合を、ペプチド結合といいます。

高校 生物 遺伝9 ポイント2 図・すべてうめる

タンパク質は、N末端からC末端に合成

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このように、アミノ酸同士はペプチド結合を次々と形成して連結し、立体構造をとってタンパク質になります。
また、先に運ばれたアミノ酸のカルボキシル基と、後から運ばれたアミノ酸のアミノ基が結合します。
図では、アミノ酸が右方向へ次々と連結していくということですね。

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連結されるアミノ酸は、必ず先頭がアミノ基、最後尾がカルボキシル基になります。
合成されるタンパク質の先頭は、アミノ基のもつN(窒素原子)に由来してN末端と呼ばれます。
一方、タンパク質の最後尾は、カルボキシル基のもつC(炭素原子)に由来してC末端と呼ばれます。
タンパク質は、N末端からC末端に合成されるということですね。

高校 生物 遺伝9 ポイント2 すべてうめる

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

ペプチド
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