高校生物
5分で解ける!遺伝子発現:翻訳(2)に関する問題
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練習の解説授業
アミノ酸からペプチドが形成される流れをおさえよう
アミノ酸は、共通構造としてアミノ基とカルボキシル基をもっていましたね。
リボソームに運ばれてきた2つのアミノ酸は、カルボキシル基とアミノ基で結合します。
そのとき、カルボキシル基のもつOHとアミノ基のもつHにより水が生成され、取り除かれることが特徴です。
このように水が取れる反応を、脱水縮合反応といいます。
脱水縮合反応により、2つのアミノ酸の間にはどのような結合が形成されるのでしょうか?
カルボキシル基に残されたCとOと、アミノ基に残されたNとHによって、新しい結合が形成されます。
これを、ペプチド結合といいます。
また、アミノ酸がペプチド結合によって連結されたものを、ペプチドといいます。
アミノ酸同士の結合では、先に運ばれたアミノ酸のカルボキシル基と、後に運ばれたアミノ酸のアミノ基によって、ペプチド結合が形成されました。
よって、合成されるタンパク質の先頭にはアミノ基があり、最後尾にはカルボキシル基があります。
よってタンパク質は、N末端→C末端に合成されるということになります。
翻訳では、リボソームがmRNAのコドンを読み取っていきます。
そして、コドンに対応するアミノ酸をtRNAがリボソームへ運搬します。