高校生物
5分で解ける!バイオテクノロジーの問題点に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
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練習の解説授業
バイオテクノロジーの問題点についておさえよう
トランスジェニック生物は、遺伝子組換え食品としても活用されています。
遺伝子組換え食品は、本来は自然界にない食品です。
スーパーなどでも普通に売られていますね。
遺伝子組換え食品は、人体実験や動物実験によってその安全性が試されています。
しかし、ヒトも、病気をもっているヒトやアレルギーをもっているヒトなど様々です。
そのため、遺伝子組換え食品は絶対に安全であると断言することはできません。
もしかすると、遺伝子組換え食品に含まれるある物質が、体内で毒性のあるものに変化する可能性があるかもしれないのです。
トランスジェニック生物を摂取すると必ず毒性のあるものに変化するというわけではないので注意しましょう。
「可能性がある」という言葉がポイントです。
現在は、PCR法や電気泳動法のようなバイオテクノロジーによって、遺伝子情報をある程度簡便に調べることができるようになりました。
遺伝子情報からは、現在抱えている病気や将来発症する可能性がある病気を調べることができます。
これは病気の予防をするうえでは役立ちますが、その遺伝子情報が漏洩してしまったら大変です。
例えば、遺伝子検査によって将来重い病気が発症する可能性があることが判明したヒトがいるとしましょう。
そのヒトの遺伝子情報が、会社や学校などに漏洩してしまったらどうなるでしょうか?
まだ病気が発症していなかったとしても、就職を断られたり、入学を断られたりするかもしれません。
つまり、遺伝情報に基づいた差別が起こりかねないということです。
トランスジェニック生物は、外来の遺伝子を人為的に導入された生物です。
これが自然界に放たれた場合、生態系に大きな影響を及ぼす可能性がありました。
しかし、他にも問題があります。