今回は、生殖について見ていきます。

私たち生物は、新たな個体をつくることで、生命をつないでいます。
このように、もとになる生物から新しい生物が生まれることを、生殖といいます。

生殖は、大きく2つに分けることができます。
まず、配偶子形成を伴わない生殖を、無性生殖といいます。
それに対して、配偶子形成を伴う生殖を、有性生殖といいます。

配偶子は特別な細胞です。
雄がつくる配偶子を精子、雌がつくる配偶子を卵といいます。
ちなみに、動物がつくる卵を、卵子と呼ぶ場合があります。

そして、精子と卵が合体することを、受精といいます。
次の図を見てください。これは受精の様子です。

有性生殖によって新個体を作るときには配偶子が必要です。
無性生殖と有性生殖をしっかり区別しましょう。