高校生物
5分で解ける!組換え価に関する問題
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練習の解説授業
組換え価についておさえよう
組換え価は、組換え遺伝子をもつ配偶子の数を配偶子の総数で割り、100をかけて求められます。
よって組換え価、200÷1000×100= 20% です。
(1)で配偶子を形成した個体の遺伝子型はAaBbでした。
AaBbという遺伝子型は2つ考えられます。
1つ目は、1つの染色体上に遺伝子AとBが連鎖し、もう1つの染色体上に遺伝子aとbが連鎖しているパターンです。
2つ目は、1つの染色体上に遺伝子Aとbが連鎖し、もう1つの染色体上に遺伝子aとBが連鎖しているパターンです。
問題文より、組換え遺伝子をもつ配偶子の遺伝子型はABとabであることが明らかです。
もし1つ目のパターンの場合、ABやabという遺伝子型は、もともともっているものですね。
よってこれは不適切です。
2つ目のパターンである、1つの染色体上にAとbが連鎖し、もう1つの染色体上にaとBが連鎖している個体からは、ABやabといった組換え遺伝子が作られます。
よって、遺伝子Aと連鎖し、遺伝子Aと同一の染色体上に存在している遺伝子は、遺伝子bです。
遺伝子型AaBbといっても、遺伝子の位置関係はすべて同じとは限りません。
注意しましょう。
組換え価とは、全配偶子の中で組換え遺伝子をもつ配偶子が占める割合をパーセント表記した値です。
問題文を見ると、全配偶子は1000個であることが分かります。
また、正確な遺伝子型などは分かりませんが、組換え遺伝子をもつ配偶子は200個であることが分かりますね。