高校生物
5分で解ける!染色体地図に関する問題
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練習の解説授業
染色体地図についておさえよう
三点交雑は、染色体地図を作成していくために必要な交雑です。
例えば、遺伝子A、B、Cという3つの遺伝子について三点交雑を行う場合、AとB、BとC、AとCという3通りの交雑を行います。
三点交雑によって算出される各遺伝子間の組換え価は、染色体上での相対的な距離と一致します。
組換え価が大きくなるほど、染色体上での2つの遺伝子の距離は長くなります。
また、組換え価が小さくなるほど、染色体上での2つの遺伝子の距離は短くなるのです。
3つの遺伝子のそれぞれの組換え価は、A-B間が5%、A-C間が25%、B-C間で30%です。
このことから、染色体上でB-C間の距離が最も長いことが明らかです。
また、AはB-C間を5:25に内分する位置に存在することが分かります。
よって、染色体上での位置が3つの並びの中で真ん中にくる遺伝子はAです。
各遺伝子間の組換え価の値から、染色体地図が描けるようにしましょう。
連鎖する3つの遺伝子について、各遺伝子間の組換え価を出すために行われる交雑は、三点交雑です。
問題文にある「3つの遺伝子」という言葉がポイントです。