高校生物
5分で解ける!精子形成に関する問題
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練習の解説授業
精子形成についておさえよう
ちなみに、減数分裂をする直前の細胞は、「母」 という漢字が付くことが特徴です。
例として、卵母細胞、胚のう母細胞、花粉母細胞などがあげられます。
精子は、頭部と中片と尾部に分けられます。
頭部はさらに精核と先体に分けられます。
先体には、酵素などのタンパク質が多く含まれています。
また、受精のときにタンパク質を放出し、卵とうまく接合する働きをしています。
先体は、元々はゴルジ体という細胞小器官です。
ゴルジ体も、細胞においてタンパク質を放出する働きをしていましたね。
精子が泳ぐには尾部に含まれた微小管による運動が必要です。
微小管の起点となる中心体は、中片に存在しています。
動植物を問わず、精子には必ず微小管が含まれており、同時に中心体ももっています。
核相とは、有性生殖を行う生物の状態を染色体数の構成で表現したものです。
有性生殖を行う生物は、父親と母親のそれぞれから遺伝情報を受け継いでいます。
また、それぞれの親から受け継ぐ核相を、nと表しました。
通常、有性生殖を行う生物の核相は、2nと表されます。
精子形成のプロセスでは、減数分裂を行う直前の細胞は、一次精母細胞です。
一次精母細胞は第一分裂を経て二次精母細胞になり、第二分裂を経て精細胞になりました。
染色体数は、一次精母細胞から二次精母細胞へ変化するタイミングで半減します。
つまり、第一分裂終了後に染色体数が半減するということです。
よって、二次精母細胞の核相は、nです。
精子は、減数分裂を経て、作られます。
減数分裂が起こる直前の細胞は、一次精母細胞でしたね。
「一次精原細胞」と答えてしまう人がいるので気をつけましょう。
一次精母細胞は、精原細胞が男性ホルモンにさらされて成長することで作られます。