5分で解ける!生殖(テスト1、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
無性生殖では体細胞分裂によってクローンが生じる
体細胞分裂は、クローンを生じる分裂です。
分裂する前と分裂した後では、細胞の遺伝的な構成は全く変わりません。
よって答えは、〇です。
無性生殖は、分裂・出芽・栄養生殖という3つのパターンがあることも覚えておきましょう。
雄ヘテロ型はXとY、雌ヘテロ型はZとWで表記
雄ヘテロ型とは、異なる染色体を有する個体が雄になるタイプです。
ヒトも雄ヘテロ型でしたね。
雄ヘテロ型の染色体は、XとYで表記されます。
よって答えは、×です。
ちなみに、染色体がZとWで表記されるのは雌ヘテロ型です。
雌ヘテロ型に分類される脊椎動物の例としてはニワトリがあげられます。
染色体数は第一分裂終了時に半減
減数分裂は、連続した2回の分裂です。
この2回の分裂を、第一分裂・第二分裂といいましたね。
減数分裂は、もとの細胞に対して最終的にできる細胞のDNA量と染色体数が半減することが特徴でした。
減数分裂が始まるとき、細胞は父由来の染色体と母由来の染色体をもっています。
第一分裂が始まると、同形同大のそれそれの染色体が1本ずつ対合します。
次に、対合した染色体は紡錘糸によって対合面で裂かれ、それぞれが新しい細胞へ分配されていくのです。
よって、第一分裂の終了時に染色体数が半減します。
答えは、〇です。
1つの一次卵母細胞⇒1つの卵細胞+3つの極体
卵細胞は、配偶子なので、減数分裂を経て形成されます。
一次卵母細胞は、減数分裂が始まる直前の細胞です。
減数分裂をする直前の細胞は、「母」という漢字が付くことが特徴でしたね。
減数分裂は2回の連続した分裂です。
1つの細胞が2つに、2つの細胞が4つになります。
しかし、卵細胞が形成されるときは第一分裂も第二分裂も不等分裂が起こります。
一次卵母細胞が第一分裂を経ると、大きな二次卵母細胞と小さい第一極体ができます。
次に第二分裂を経ると、二次卵母細胞からは大きな卵細胞と小さい第二極体ができます。
一方、第一極体からは2つの第二極体ができます。
このように、一次卵母細胞の減数分裂によって、4つの細胞が形成されています。
しかし、卵細胞は1つで、残りは第一極体と第二極体ですね。
よって答えは、×です。
ちなみに、精子の場合は、1つの一次精母細胞から4つの精細胞ができます。
精子と卵の違いを押さえておきましょう。
無性生殖は、体細胞分裂によって新個体が生じたり、体細胞分裂によって生じた組織が分離して新個体が生じたりする生殖でした。
無性生殖は、配偶子形成を伴わない生殖であるということもできますね。