今回のテーマは「有機物と無機物に関する実験」です。
実験のしくみをみていきましょう。

この実験は、有機物を燃やして、それを石灰水のはいった集気びんにいれるという実験です。有機物である砂糖を燃やすと 二酸化炭素 と 水 が発生しましたね。

ここで、二酸化炭素は、目に見えないですよね。でも、この実験では、二酸化炭素があると 石灰水が白くにごる ことで存在を確認することができるんです。
また、水の存在は、集気びんの内側が くもる ことで確認することができます。このくもりは、水滴の状態になった水が集気びんの内側にくっついたことによって発生しています。

今まで紹介した、有機物の反応を無機物と比べながら、整理しましょう。
有機物である砂糖は、加熱すると 燃えます 。そして、すみができるため、 黒くなります。 また、燃えたあとは 二酸化炭素 が発生するので、石灰水を 白くにごらせる 反応が起きます。
一方、無機物である塩を加熱しても燃えませんし、二酸化炭素が発生しないので、石灰水も変化しません。
この有機物と無機物の違いをおさえておきましょう。