今回のテーマは、「酸素の作り方・集め方」です。

酸素の作り方について見ていきます。
酸素を作るために使うものが２つあります。
１つは 過酸化水素水 です。
過酸化水素水は、薬局などでも売っているものです。
その場合、 オキシドール と呼ばれることが多いですね。
もう１つは 二酸化マンガン です。
まずは図を見てみましょう。

黒っぽい粉状のものが容器に入っていますね。
これが 二酸化マンガン です。
ここにそそいでいる液体が 過酸化水素水 ですね。
この実験では、二酸化炭素の発生と同じように、２つの物質を使っていますね。
しかし、「２つが合わさって新しいものになっている」というわけではありません。
二酸化マンガンは、過酸化水素水から酸素ができるのを助けている だけなのです。
二酸化マンガンそのものは変化しないので、何回も使いまわすことができるのですね。
こういったはたらきをするものを 触媒 と呼びます。

次に発生した酸素の集め方について見ていきましょう。
酸素には、水にほとんど溶けないという性質がありますね。
この性質を利用して、 水上置換 という集め方を使います。

酸素の作り方・集め方を覚えておきましょう。