中1理科
5分でわかる!再結晶
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この動画の要点まとめ
ポイント
再結晶
これでわかる!
ポイントの解説授業
溶解度の変化を利用して結晶を作るのが再結晶
まず、ものが氷のように固まったものを結晶といいます。
それでは結晶は、どのようにしてできるのでしょうか?
実は、 溶解度の変化を利用して、結晶を作ることができる のです。
例えば、硝酸カリウムの結晶を作ることを考えてみましょう。
まず、50℃の硝酸カリウムの飽和水溶液を作ります。
グラフより、50℃の水100gには、 約80gの硝酸カリウムが溶けます ね。
その飽和水溶液水溶液を10℃まで冷やしてみましょう。
もう一度グラフを見てみると、10℃の水100gには、硝酸カリウムは 約20gしか溶けません 。
80gと20gの差の60gは、どうなるでしょうか?
実は、 水に溶けていられなくなり、固体に戻る のです。
つまり、 60gの硝酸カリウムの結晶ができる というわけです。
硝酸カリウムは温度の変化による溶解度の変化が大きいので結晶を作る問題でよく出題されます。
しかし、塩化ナトリウムはどうでしょうか?
塩化ナトリウムは温度による溶解度の変化がほとんどありませんね。
したがって、塩化ナトリウムの結晶を作るのは困難であることがわかります。
このように、温度による溶解度の差を利用して、溶液から純粋な物質を結晶として取り出すことを 再結晶 といいます。
再結晶のしくみを覚えておきましょう。
今回のテーマは、「再結晶」です。