中1理科
5分でわかる!蒸留(分留)
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この動画の要点まとめ
ポイント
蒸留(分留)
これでわかる!
ポイントの解説授業
「液体を気体にした後、再び液体にして集める」のが蒸留、「沸点の差を利用して混合物を純物質に分ける」のが分留
これまで、水とエタノールの混合物を加熱する実験について、学んできましたね。
もう一度、実験の様子を確認しましょう。
加熱によって、水やエタノールが気体となって出てきます。
それを右側の試験管で集めているわけですね。
試験管の中で水に冷やされて、気体が液体になっています。
実は、 このときに集められる物質は、温度によって変わっていきます 。
80℃、90℃、100℃の3つの場合に分けて考えてみましょう。
80℃のときに集めたものの中身は、大半がエタノールです 。
エタノールが先に沸とうするからですね。
それに対して、 100℃のときに集めたものの中身は、大半が水です 。
水が後に沸騰するからですね。
最後に90℃のときの中身はどうなるでしょうか?
この場合は、エタノールと水の混合物が出てきますね。
この実験では、液体を一度蒸発させて気体にして、冷やして再び液体にして集めていますね。
この操作を 蒸留 といいます。
さらに、蒸留のときの沸点の差を利用して混合物を純物質に分けることを 分留 といいます
今回のテーマは、「蒸留(分留)」です。