高校生物
5分でわかる!幼生~成体
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この動画の要点まとめ
ポイント
幼生~成体
これでわかる!
ポイントの解説授業
プリズム幼生⇒プルテウス幼生
原腸胚期が終わるときには、腸が完成していました。
原腸胚期のあと、ウニはどのように発生するのでしょうか?
次の図を見てください。
これは、ウニの断面図です。
プリズムに近い正四面体をしていますね。
これをプリズム幼生といいます。
プリズム幼生は口が機能しており、自由に動き回りながら餌の摂取が可能であることが特徴です。
今までは、ウニの個体を胚と呼んでいましたね。
これに対して、餌を食べられるようになった個体を、幼生といいます。
図で、プリズム幼生の中に黒く細長い構造体が描かれているのが分かりますか?
これは、一次間充織が変化してできた骨片です。
骨片がさらに発達することで、プリズム幼生の形が変化していきます。
次の図を見てください。
この状態を、プルテウス幼生といいます。
骨片が発達し、全体の形状がトゲ状になってきていますね。
プルテウス幼生⇒成体
さらにプルテウス幼生のトゲが増えると、変態を経て、成体になります。
次の図を見てください。
これは、ウニの成体です。
プルテウス幼生から成体になる変態の過程では、その形態が大きく変わります。
成体は、体の下側に口、上側に肛門をもつことが特徴です。
海に生息するウニは、下側の口で昆布などを食べ、上側の肛門から排泄を行っているのですね。
ウニの発生過程について見ていきましょう。
今回は、幼生から成体になるまでに注目します。