高校生物
5分でわかる!カエルの発生
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この動画の要点まとめ
ポイント
カエルの発生
これでわかる!
ポイントの解説授業
カエルはヒトの後期発生のモデル動物
生物の受精卵は、大きく4種類に分けられます。
そのうち、カエルは、端黄卵の生物でした。
それに対して、ヒトはカエルと異なり、等黄卵の生物です。
なぜ、カエルの発生を学ぶ必要があるのでしょうか?
カエルとヒトは、卵の分類は異なりますが、脊椎動物という点では同じです。
またカエルは、初期の発生はヒトと異なりますが、後期の発生はヒトと共通しています。
そのため、カエルはヒトの後期発生のモデル動物となっているのです。
次の図を見てください。
これはカエルの卵に精子が融合し、受精卵が卵割を起こしている様子です。
このとき、受精する前は動物極と植物極の位置が決まっていないことが特徴です。
カエルの卵が精子と融合すると、図に描かれたように黒い部分が上側へ、白い部分が下側へ移動します。
そして、図の卵の上側が動物極、下側が植物極となるのです。
カエルの卵が黒い部分と白い部分をもっていることは、発生の過程において重要なので、覚えておきましょう。
今回は、カエルの発生について見ていきます。