高校生物
5分で解ける!カエルの発生(1)に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
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練習の解説授業
カエルの発生についておさえよう
灰色三日月は、将来原口背唇部という部分になることも覚えておきましょう。
次の図を見てください。
これは第二卵割まで起こったカエルの受精卵です。
カエルの卵割はまず、2回の経割による等割が起こり、4つの割球ができました。
図では、4つの同じ大きさの割球ができていますね。
第三卵割では緯割が起こります。
具体的に胚のどこへ割れ目が入るのでしょうか?
カエルは端黄卵の生物です。
端黄卵は、黄卵が植物極側に偏って分布していることが特徴でした。
卵黄は、卵割に対して阻害的に働く性質があります。
そのため、植物極側で卵割が阻害されます。
よって第三卵割では、動物極側で緯割が起こります。
ウニは第四卵割で不等割が起こったのに対し、カエルは第三卵割で不等割が起こることがポイントです。
答えは、次の図のとおりです。
カエルの胚の卵割が終了し、通常の体細胞分裂が始まるのは胞胚期です。
これはウニと同じですね。
通常の体細胞分裂が始まると、細胞の成長が見られるようになります。
カエルの卵には、黒い部分と白い部分がありました。
表層回転とは、精子が卵に侵入したことによって生じる卵の黒い部分の回転です。
表層回転が起こると、精子侵入側の反対側に灰色の領域が生じます。
この領域を、その形状から灰色三日月といいます。