高校生物
5分で解ける!カエルの発生(3)に関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
尾芽胚の各組織がどの器官になるかおさえよう
脊索は、原口背唇部が変化してできた組織です。
原口背唇部は胚の表面領域に作用して神経板を形成する働きをしていました。
また、脊索は、神経板に作用して神経管を形成する働きをしていましたね。
しかし脊索は、尾芽胚のあとに退化し、成体には見られないことが特徴です。
心臓は、中胚葉である側板の腹側の細胞が外れたものからできる器官です。
側板はカエルの尾芽胚の腹側に位置する組織でしたね。
内胚葉に分類される組織は腸管です。
腸管は成体になると、消化管やその付属器官になりました。
4つの選択肢のうち、消化管やその付属器官でないものはどれでしょうか。
肺は、気管によって食道とつながっています。
肝臓とすい臓も、それぞれ胆管とすい臓によって十二指腸とつながっています。
腎臓の働きについて考えてみましょう。
腎臓は尿を生成し、生成された尿は輸尿管を通ってぼうこうへ送られて体外へ排出されました。
腎臓は、何かの消化管と直接つながっているわけではありませんね。
よって、腎臓は内胚葉性の臓器ではありません。
答えは、③です。
神経管は、神経胚のときに神経板が変形してできた組織でした。
また、神経管は、将来神経系になる組織でもあります。
神経管からつくられる器官は、脳、脊髄、網膜です。