高校生物
5分で解ける!ヒトの受精・発生に関する問題
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
ヒトの受精と発生をおさえよう
卵は、卵巣の中では第一分裂前期の状態で存在していました。
そこへ女性ホルモンが作用すると、卵巣のろ胞の中で減数分裂が再開します。
排卵のときには、卵は第二分裂中期の状態にあります。
ちなみに、受精時も、卵は第二分裂中期の状態です。
排卵時から受精時まで、卵の減数分裂が中断されることを覚えておきましょう。
卵は輸卵管の途中で精子と出会い、受精します。
このときの卵は第二分裂中期の状態で、減数分裂はまだ完了していません。
減数分裂は、精子の侵入をもって完了します。
精子形成のプロセスでは、細胞の減数分裂が中断されることはありませんでした。
卵形成のプロセスでは、卵巣内で女性ホルモンの作用を受けるまでと、排卵時から受精時までの間で減数分裂が中断されるのですね。
胚盤胞は、カエルとウニにとっての胞胚にあたります。
胚盤胞も胞胚も、胚の内側に隙間ができるという特徴がありました。
ウニやカエルの胞胚は、胚全体が成体になります。
しかしヒトの胚盤胞は、胚全体が胎児になるわけではありません。
胚盤胞の内部に見られる細胞の塊だけが将来の胎児となるのです。
この細胞の塊を、内部細胞塊といいます。
答えは下の図のとおりです。
胚盤胞の外層の細胞は胎児にはならないので注意しましょう。
外層の細胞は、母体の組織とともに将来胎盤を形成します。
排卵とは、卵が卵巣から輸卵管へ排出される現象です。
排卵が起こるとき、卵の減数分裂はまだ完了していない状態です。