高校生物
5分でわかる!眼形成の過程
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この動画の要点まとめ
ポイント
眼形成の過程
これでわかる!
ポイントの解説授業
眼胞⇒眼杯
次の図を見てください。
これは、背側から見た尾芽胚の断面図です。
図では、上が頭、下が尾となっています。
右に描かれている、ゆるくカーブした構造物は胚の表皮です。
左に描かれている構造物は、脳です。
図で、脳の一部が突起しているのが分かりますか?
これを眼胞といいます。
眼胞は、眼のもとになる部分です。
次に、眼胞がお椀のような形に変化します。
これを眼杯といいます。
眼杯からは、表皮に向かって誘導因子が放出されます。
図では、誘導因子が多数の点で描かれています。
眼杯⇒水晶体
次に、誘導因子を受けた表皮が胚の内側にへこみます。
さらに、へこんだ表皮が分離して胚の内側へ取り込まれます。
分離した表皮は最初は空洞ですが、次第に内側が透明なタンパク質で満たされていくことになります。
このように形成される構造物を、水晶体(レンズ) といいます。
図では、眼杯と表皮の間に楕円形の構造物として描かれています。
水晶体⇒網膜と角膜
水晶体からは、眼杯と表皮に向かって誘導因子が放出されます。
誘導因子を受けた眼杯は網膜に、表皮は角膜になっていくのです。
その結果、私たちもよく知っている眼のつくりができましたね。
誘導因子による誘導が連鎖的に起きて、最終的に眼が形成されることが分かりますね。
眼形成のプロセスをおさえましょう。
眼形成を例に、誘導の連鎖を見ていきましょう。