5分でわかる!種子形成過程①
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この動画の要点まとめ
ポイント
受精卵⇒胚球
次の図を見てください。
図の左には、重複受精直後の胚のうが描かれています。
このあと、受精卵はどのように変化するのでしょうか?
受精卵はまず、1回だけ体細胞分裂をします。
体細胞分裂のあと、受精卵からは大きい細胞と小さい細胞の2つが生じます。
図で上に描かれた小さい細胞は、胚球という細胞の塊のようなものになります。
胚球は、将来植物体になる組織です。
図で下に描かれた大きい細胞は、分裂を繰り返して胚柄になります。
胚柄は細胞が縦に連なっていることが特徴です。
最終的には、胚柄はしばらくすると消失し、植物体にはなりません。
それでは、胚柄にはどのような役割があるのでしょうか?
胚のうでは、受精卵が端に位置していましたよね。
この状態だと、虫などにかじられたり、種子が表面が乾燥したときに、種子としての機能を失ってしまう可能性があります。
そこで、胚柄は、胚球を胚のうの中央部へ押し上げる働きをしているのです。
胚球⇒胚
胚球は、さらに分裂を経て胚になります。
胚は蝶のような形をしており、各部位ごとに将来どのような器官になるかが決まっていることが特徴です。
蝶のはねのように見える部分を、子葉といいます。
子葉は植物体にはならずに消失することが特徴です。
子葉の間に挟まれた部分は、幼芽です。
幼芽は将来、芽や葉になります。
図で、胚の下に突起している部分を胚軸といいます。
胚軸は将来、茎になります。
胚の一番下の部分は幼根です。
幼根は将来、根になります。
胚乳細胞⇒胚乳
受精卵は、最終的に胚になりました。
胚乳細胞は、このあとどのように変化するのでしょうか?
次の図の下の部分を見てください。
胚乳細胞はまず、複数回の核分裂を起こします。
核分裂では、細胞は分裂せず、細胞内の核だけが増えていくことが特徴です。
図では、核分裂を経た胚乳細胞の中にたくさんの核が点で描かれています。
次に、胚乳細胞に細胞質分裂が起こります。
細胞質分裂では、核の1つ1つに仕切りが入り、多くの細胞ができます。
細胞質分裂を経た胚乳細胞を、胚乳といいます。
胚乳は、植物体から受けとった栄養分を蓄え、組織全体が成長していることが特徴です。
図を見ると、確かに胚乳は大きくなっていますね。
胚乳の1つ1つの細胞に蓄えられた栄養分は、発芽に使われることになります。
重複受精直後の胚のうには、受精卵と胚乳細胞が生じています。
このあとに種子が形成される様子を見ていきましょう。