高校生物
5分でわかる!植物体
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この動画の要点まとめ
ポイント
植物体
これでわかる!
ポイントの解説授業
植物体の体軸は3種類
次の図を見てください。
これは植物体とその断面を表した図です。
生物が発生する際の体の向きについて、体軸という言葉がありましたね。
たとえば、動物の場合には、前後軸や上下軸などがありました。
植物にも、3つの体軸があります。
芽の先端と根の先端を決める体軸は、頂端―基部軸です。
葉の表側と裏側を決める体軸は、向背軸です。
茎の断面で中心側と周辺側を決める体軸を、放射軸といいます。
花の形態はA~C遺伝子発現の組合せで決定
植物は種子が発芽したあと、これらの体軸に沿って様々な組織が成長・分化することで植物体になるのです。
植物体の各器官の分化を決める遺伝子は、ホメオティック遺伝子です。
花の形態はホメオティック遺伝子のうち、A遺伝子・B遺伝子・C遺伝子の発現の組合せで決定します。
これを、ABCモデルといいます。
ABCモデルの仕組みについて、詳しく見ていきましょう。
今回は、植物が種子から植物体となるまでのプロセスを見ていきます。