高校生物
5分でわかる!休眠に関する植物ホルモン
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この動画の要点まとめ
ポイント
休眠に関する植物ホルモン
これでわかる!
ポイントの解説授業
植物が休眠するのは、生育のための条件が整わないとき
休眠とは、発芽せずに種子の状態でいることです。
なぜ、そのようなことが必要なのでしょうか?
たとえば、周囲がとても寒かったり、水が全くなかったりする状況をイメージしてください。
このような状況では、発芽してもきちんと生育することができません。
その場合、種子の状態を維持することで、生育可能な環境に変化するのを待つことになります。
つまり、生育のための条件が整わない場合は、自動的に休眠の状態を保つのです。
アブシシン酸がLEA遺伝子の発現を促す
それでは、種子の休眠はどのような仕組みで起こるのでしょうか?
これは種子の断面図です。
種子が発芽できない環境では、種子の胚の中にアブシシン酸という植物ホルモンが発生します。
さらにアブシシン酸は、胚の中でLEA遺伝子の発現を促します。
こうして合成されるLEAタンパク質が、休眠を維持する働きをするのです。
種子に関する植物ホルモンを見ていきましょう。
今回は、休眠に関する植物ホルモンに注目します。