高校生物
5分でわかる!光屈性
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この動画の要点まとめ
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光屈性
これでわかる!
ポイントの解説授業
植物はオーキシンによって正の光屈性を示す
屈性とは、光や接触などの刺激に対応して、植物が曲がるように成長することでした。
屈性のうち、光に対応したものを光屈性といいます。
植物は、どのように光屈性を示すのでしょうか?
植物の芽ばえをイメージしてください。
芽ばえの先端では、オーキシンという植物ホルモンが合成されています。
オーキシンには、植物細胞の成長を促す働きがあります。
成長過程の芽ばえに光が当たるとどうなるのでしょうか?
次の図を見てください。
図では、芽生えの左側から光が当たっています。
注目すべきは、先端で合成されたオーキシンの位置の変化です。
図でオーキシンは点で描かれています。
オーキシンの位置は先端から少し下がり、光と反対の向きへ移動していますね。
図では、芽生えの右側にオーキシンが高濃度で存在しています。
芽ばえの左側よりも右側のほうがより成長するということですね。
このように、光が当たっている側と当たっていない側で、芽ばえの成長に差が出ることになります。
芽ばえの中のオーキシンの濃度差によって成長に差が出ます。
図では、芽生えは左に曲がるように成長していきます。
刺激源に向かっていくように屈曲することを、正の屈性といいましたね。
図のように、光に方に向かうように成長する屈性を、正の光屈性といいます。
植物は、光のエネルギーを利用して、光合成をしていますね。
光屈性によって光の方へ向かって成長することで、より効率的に光合成をして成長することができるのです。
光に対応した屈性について見ていきましょう。