5分でわかる!オーキシンの輸送タンパク質

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この動画の要点まとめ
ポイント
AUX1とPINがオーキシンを輸送

まずは、植物細胞中のオーキシンの輸送に注目します。
次の図は、植物細胞を表しています。


植物細胞は、細胞壁と細胞膜でおおわれていましたね。
図では、細胞の一番外側をおおっている色の濃い構造が細胞壁、そのすぐ内側にあるやや色の薄い構造が細胞膜です。
また、白く小さい丸で描かれたオーキシンが、細胞内や細胞壁中に描かれています。

オーキシンの輸送には、2種類の輸送タンパク質が関与しています。
オーキシンを細胞内に取り込むものと、オーキシンを細胞外へ排出するものです。


オーキシンを細胞内に取り込む輸送タンパク質は、AUX1タンパク質です。
AUX1タンパク質は、細胞膜全体に分布していることが特徴です。
図では、細胞膜の各辺に2つずつ描かれています。

オーキシンを細胞外へ排出する輸送タンパク質は、PINタンパク質です。
PINタンパク質は、重力などの影響を受けて分布が変化することが特徴です。

図では、重力にしたがってPINタンパク質が細胞の下部に分布しています。
3つのAUX1タンパク質に挟まれるように2つのPINタンパク質が描かれていますね。
この場合、細胞内のオーキシンはPINタンパク質によって下方向へ輸送されます。
PINの分布によってオーキシンの輸送方向が決定

次に、細胞間のオーキシンの輸送に注目します。
3つの植物細胞が連なった様子を見てみましょう。


図は、上側が芽の先端です。
それぞれの細胞には、AUX1タンパク質とPINタンパク質が色の濃い四角の構造物で描かれています。

AUX1タンパク質は細胞膜全体に分布しますが、PINタンパク質は重力などの影響を受けて分布が変化することが特徴でしたね。
図では、PINタンパク質がそれぞれの細胞の下部に偏って分布しています。

オーキシンは芽の先端で合成されました。
すると、オーキシンはPINタンパク質を介して下方向へ輸送されます。
PINタンパク質の分布によって、オーキシンが輸送される方向が決まるということですね。
オーキシンが決まった方向へ輸送されることを、極性移動といいます。

オーキシンには、植物細胞の成長を促す働きがありました。
芽ばえの下部へオーキシンが到達すると、その部分から芽生えはどんどん成長していくのです。


芽ばえの中でのオーキシンの輸送を見ていきます。