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5分で解ける!果実に関する植物ホルモンに関する問題

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高校 生物 植物生理7 練習 すべて空ける

解説

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練習の解説授業

果実形成に関する植物ホルモンをおさえよう

高校 生物 植物生理7 練習 練習(1)
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果実形成は、花を咲かせる被子植物だけに見られる現象です。
そのプロセスには、受精後に合成・分泌される2種類の植物ホルモンが関与しています。
子房を果実に変化させる植物ホルモンはジベレリンです。
また、その果実を肥大成長させる植物ホルモンはエチレンです。

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ジベレリンによって形成された果実にはデンプンが蓄積し、甘くありません。
その果実にエチレンが作用すると、デンプンが糖に変えられて甘くなるのです。
また、その過程で果実は吸水によって大きくなり、みずみずしいものになります。

高校 生物 植物生理7 練習 練習(2)
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ジベレリンは受精の直後に子房全体へ分泌されていく植物ホルモンです。
ジベレリンには、他の花粉管の伸長を阻害する働きがあります。

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この働きの目的は、複数の精細胞が胚珠へ送られることを阻止し、種子形成をうまく進めるというものです。
そのため、ジベレリンは受精の直後に分泌されます。

高校 生物 植物生理7 練習 練習(3)
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種なしブドウの作成では、ジベレリンによる処理が2回行われました。
ジベレリン処理とは、ブドウの房をジベレリン溶液に浸漬させる処理です。
なぜジベレリン処理を2回施す必要があるのでしょうか。

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ジベレリンには、花粉管の伸長を阻害する働きがありました。
また、子房を果実に変化させる働きもありましたね。

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1回目のジベレリン処理は、受粉前のブドウの房に施されます。
この処理によって、ブドウは受粉後も花粉管が伸長せず、受精と種子形成が起こらなくなるのです。

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受精が起こらないと、ブドウは自らジベレリンを分泌することができません。
そのため、2回目のジベレリン処理によって子房を果実へ変化させるのです。

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2回のジベレリン処理を施すことによって、受精と種子形成を起こすことなく果実だけを形成することができるのですね。

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果実に関する植物ホルモン
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