高校生物
5分で解ける!植物生理(テスト1、第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習3
解説
これでわかる!
問題の解説授業
休眠状態を維持するアブシシン酸
種子の各部位の名称をおさえる
図は種子の断面図です。
Aは、水と酸素と温度という発芽に必要な条件を受容しています。
これは胚です。
胚は将来的に植物体になることが特徴です。
Bは、胚やデンプンが蓄積された領域をおおっています。
また、種皮のすぐ内側に位置していますね。
これは糊粉層です。
Cは、デンプンが蓄積している領域です。
これを胚乳といいます。
胚乳では種子が発芽するために必要な栄養分が蓄えられています。
種内で作用するホルモンや酵素をおさえる
aは胚から分泌され糊粉層に作用する植物ホルモンです。
これはジベレリンです。
ジベレリンは、胚で発芽に必要な条件が受容されることで分泌されます。
休眠を維持する植物ホルモンはアブシシン酸でした。
ジベレリンはアブシシン酸とは反対に、休眠打破をするための植物ホルモンです。
bは糊粉層から分泌され、デンプンを糖へと分解する酵素です。
これはアミラーゼです。
アミラーゼはヒトの唾液にも含まれています。
休眠とは、種子が発芽せずに種子の状態のままでいることです。
休眠状態の種子に存在する植物ホルモンは、アブシシン酸です。
アブシシン酸には休眠を維持する働きがあります。