高校生物
5分で解ける!受容器に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
受容器についておさえよう
このように、受容器が受容可能な特有の刺激を、適刺激といいます。
適刺激は、受容器ごとに異なることがポイントです。
うずまき管は、空気の振動を受容する受容器です。
うずまき管の適刺激は、音波です。
三半規管は、半規管ともよばれる受容器です。
三半規管の中にはリンパ液が入っており、リンパ液の流れを受容しています。
体が回転したりすると三半規管内のリンパ液に流れが生じ、それによって体がどのような動きをしているかを認識するのです。
三半規管の適刺激は、回転です。
前庭は、重力方向を受容する受容器です。
この働きによって、体の傾きを認識することができます。
前庭の適刺激は、重力です。
ヒトが受容できる光の波長の範囲は400~720nmです。
この範囲の光を可視光といいます。
400nm付近の光は紫と認識され、720nm付近の光は赤と認識されます。
400nmより短波長の光を紫外線、720nmより長波長の光を赤外線といいます。
このような光は、ヒトは色として認識することができません。
ヒトが受容できる音の振動の範囲は20~20000Hzです。
蚊の羽音が約20000Hzといわれています。
受容できる光や音の範囲は、動物によって異なることも覚えておきましょう。
受容器とは、外界からの刺激を受容する器官です。
しかし、1つの受容器がすべての刺激を受容できるわけではありません。
受容器には多くの種類があり、それぞれ受容できる刺激が決まっているのです。